主将インタビュー 11/11


東日本大会出場おめでとうございます。

ーありがとうございます。

 

出場が決まった瞬間はどんなお気持ちでしたか?

ー僕らの最後の試合が終わってから出場が決まるまで時間があったので、決まるまではドキドキしていました。3日前くらいから岡本とカウントダウンとかしていました() 決まってくれたときは工科戦が終わった時のようにほっとしました

 

もうすぐ引退となってしまうわけですが、自らの大学野球生活を振り返っていかがでしたか?

ー1年の秋に入部し、2年の春リーグからずっとフルイニングで試合に出させてもらったわけですが、去年は悔しい思いばかりしました。そんなにキツイ先輩方ではありませんでしたが、こういうところが足りない、ああいうところが足りない、とたくさん気付かされて大変でした。ピッチャーの岩手さんからも直接言葉ではないものの、もっとこうしろよ、というのがとても伝わってきて、そういうものを直していたら去年はあっという間に終わってしまいました。去年は結果が出せなくて、個人的にもチーム的にも辛かったので、この秋に東日本大会に出場できて本当に嬉しく思います

 

三年間を共にしたチームメートに一言お願いします

ー正直まだまだもっとこうしてほしい、というのはあるが、彼らなりに精一杯やってくれたことは伝わっています。ただ、あれですねこのメンバーでやれて良かったな、というのはすごく思います。だからこそ、この後の最大でも4試合しかない試合に向けて、最大限一緒に時間を共有して練習したいと思いました。

 マネージャーは今までこうしたほうがいいんじゃないかという思いを持っていても、選手に任せて黙ってついてきてくれた節があると思うので、最後くらいはみんなで一緒に盛り上がれたらいいなと思います。

 

最後の大舞台で、この代はどんな野球をみせてくれますか

ー僕達には今まで積み上げてきた野球があります。この代はこの代の野球をやるべきだと思っています。それは堅守ー堅い守りからリズムを作って、綺麗にでなくてもなんとかして相手から点をもぎ取る、という野球だと思うし、1年やってきてこの代はこれで勝つしかないという結論に辿り着きました。この野球がどれだけ東日本大会で通用するのかすごく楽しみです。3年生にとっては、最後を上位大会で終わらせられるというのはとても幸せなことだと思うし、本気で上を目指して戦う試合はあと4試合しかないわけで、今までそうやって戦ってきたということに関して胸を張ってこの大会に挑んでほしいと思います。おそらく、どんなチームより僕達のほうが苦労したと思うので、とにかく胸を張ってほしい。どうしようもない状況から始まって、何度も倒れながら立ち上がってきた、という感じがあるので自信を持って戦ってくれれば、たとえ初戦で惨敗しようが、もちろん悔しいですが、満足してユニフォームを脱げると思います。

 

他にこの場で言っておきたいことはありますか?

 

ー僕は、昨年自分がキャプテンに選ばれたのは、元々この代の中心にいたからではなく、一番野球が上手かったからだと思っています。皆がチームをプレーで引っ張れる存在を望んでいたからだと、なんとなく感じていました。だからこの一年間、自分が下手なプレーをするのが一番許せなくて、俺はどんな時でも誰よりも上手くなければいけないという思いでいました。ただその反面、キャプテンをやっていると練習量がどうしても削られてしまったりして、相手に直してほしいところを自分ができてなかったりして、それを指摘されるとすごく悔しかったです。それを克服しようとしてきたのですが、春リーグは結果が出なくて、とても悔しい思いをしました。秋こそ見返してやる、と思ってチームにも自分にも喝をいれて頑張ってきたはずなのですが、夏の練習が始まる頃に肺を患って、医者に治るのに時間がかかると言われたときは目の前が真っ暗になりました。他にも色々あって、夏は辛かったのですが、みんなが大きく成長してくれて、自分が苦しい時もみんなは頑張ってくれていたので最後の練習試合の早稲田戦では「こういう野球をすれば勝てるんじゃないか」という手応えを感じることが出来ました。そこからチームが良くなってきて、公式戦は一試合ごとにドラマがあって皆が成長していくのがわかりました。内容の薄い試合は一つもなかったと思います。春よりは自分もキャプテン業と選手としてのプレーの両立ができたと思います。これだけ一つの試合で一喜一憂することはもう一生できないと思うので、東日本ではすべてを出し切って、今まで期待を裏切りつづけた分、結果を残したいなと思っています。

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