第50代主将ラストインタビュー

小山荘平さん(捕 政3)

一年間キャプテンお疲れ様でした。

―ありがとうございます。

 

秋リーグ、東日本大会を振り返っての総括をお願いします。

―秋リーグに関して、優勝を目標にやってきたわけですが、それが叶わなかったことがまずとても悔しかったです。しかしリーグ2位で東日本大会の出場権を得、自分自身最初で最後の上位大会に出てみて感じたのは、野球のスケールから、大会の格まで、すべてがリーグ戦とは違うということでした。このような環境でプレーしてこそ、「自分たちはちゃんと野球をやっているんだ。」と胸を張って言えるのだと思います。そのような大会にキャプテンとして行かせてもらったことは自分にとって貴重な経験になりました。普段でしたら僕は、優勝だったら優勝を、とにかく先を見てチームに声をかける質でしたが、この大会では目の前の試合一つ一つに無我夢中でした。初戦を勝てば「あと2つだ!」と先も見えてきて波に乗れるだろうという予想のもと、今まで自分たちは他のチームが絶対やってきてないような組織的な練習や、緻密な野球を作るための練習をしてきたんだ、という自信を胸に挑んでいきました。準優勝まで来られたのは、投手を中心に守りで粘って粘って、あとは緻密な野球でノーヒットでも点を取るというこのチームの野球を意識してやって、それが最終的には通用したことが大きいと思います。またうちの投手二枚がしっかり機能してくれたのも大きな要素だと思います。彼らにはずっと厳しいことを言ってきましたが、本当によく頑張ってくれたと思います。「お前らのおかげだ」と言いたいです。野手に関しては、東日本大会直前の練習で、より集中して練習してくれたり、試合に臨んでくれたおかげで、初戦は10安打、準決勝もいいバッティングを見せてくれた選手もたくさんいて、本当にチーム全員で勝ち取った準優勝なのではなかったかな、と思いました。

 

このチームはどんなチームだと思いますか?

―僕の主将ノートには、自分がキャプテンになると決まったころに書いた、「どういうチームにしていきたいか」というメモがあって、見返してみたらそこには「自立した、周りが見える選手」「もっと大人になってほしい」「ロースコアで粘り勝つ野球がしたい」などということが書いてありました。程度の差こそあれ、これらを実現できたのではないかと思いました。そうですね…一言でいうとこのチームは「勝負強いチーム」なのではないかと思います。ここぞというとき、例えば失点した直後の回にすぐに点を取り返せたり、さよなら勝ちのチャンスだというときにものにできる選手たちだったので、彼らはいい意味でも悪い意味でも、力の入れどころがわかっていたと思います。乗ったときは絶対に負けない空気を作るチームだったとも思います。また、精神的にもお互いを支え合えていたところがあったと思います。それは言葉に出して言ってくれる幹部の奴らであったり、あえてわかっていて黙っていてくれる理工勢の奴らだったり…全員いい奴らだったので、やっててやりやすかった部分もたくさんあったのではないかと思います。最初はそんなこと思ってなかったですし、思えるようになったのは夏以降でしたけどね(笑)自分がじっと我慢して耐えてやっと最後にいい循環が生まれてくれたのではないかなと思います。

 

主将としての1年間が終わりオフになった今、何をしたいですか

―練習のあった時期のオフは結局友達とぐーたらして終わってしまったところがあるので、就活があるので何とも言えませんが、どこかに出かけたいというのはあります(笑)そのうちまた野球もやりたくなってくると思うので、戻ってこられる状況だったら戻ってきたいなというのはおぼろげながら思っています。今は落ち着いて、ほんわかしていて、気持ちがギラギラしていないくて、のんびり何日か過ごせている感じです。

 

新主将に一言お願いします。

―僕自身が持っているキャプテンのイメージとしては、みんながどんなにふざけていても自分でけはしっかりしているというのがあって、自分も今年一年、自分がふざけたいときでも「キャプテンだから」ということで自分を律していた部分がありました。しかし彼はそのような模範的なキャプテンを目指すようなタイプではないと思うので、どうやって信頼を得ていくか、などに彼なりの工夫が必要だと思います。人数は少なくてまとめやすい部分もまとめにくい部分があると思いますが、目標を明確に決めて頑張ってほしいなと思います。僕たちも、秋は東日本大会出場という目標に向けてみんながひとつになれたことでチームもよくなっていったと思うし、組織というのは目標がしっかりしていないと「何のためにやっているのだろう」とどうしても浮ついてしまう部分があると思うので、そこを早く決めて、これからチームがまとまっていくような雰囲気を作れればいいのかな、と思います。小野寺さんから続く伝統を、僕は継承できるかなと思ってそれを意識してやっていきましたが、彼はどうなのかはわかりません。違っていたとしてもそれはこの部が生まれ変わるいい機会であると思います。また、みんながみんな真面目でも、組織としては良くないし、いろんな考えの人がいるべきだとは思うので、そのような意味では、新しいタイプのキャプテンが出てきて自分のやりたいようにやってくれればいいかな、と思います。先輩のことは気にせずに自分たちのやりたいことを思い切りやってくれればいいのかな、と思います。

 

最後に何か言い残したことはありますか?

―今年はプレーヤーとしては終わっていました…

最後の試合は有言実行で盗塁を刺されましたよ!

―あれは当然のことです。バッターとしても終わっていましたし、キャッチャーとしても体が動かず、他に少しでも上手いキャッチャーがいればすぐにスタメンを奪われるようなキャッチャーだったと思いますが、本当にみんなのおかげでここまで来られて、少しはこのチームを上に持って行けたのではないかと思います。皆が補強や数をこなす練習も最後には「やるしかないんだ」と受け入れてくれて、それで最終的に結果が出るというのは素晴らしいことだと思います。頑張って、結果がついてくるというパターンは珍しいです。おのおの不満はあったと思いますが、我慢してついてきてくれて、準優勝できて、本当にみんなのおかげです。それに尽きます。以前の僕は「みんなのおかげ」という言葉はとてもありふれたもののように思えて、「本当かよ」と半信半疑のところもありましたが、この一年やってきて心の底からそういう言葉が出てくるときがあるんだ、と思えました。キャプテンを経験して、自分も人間としても、絶対に成長できたと思います。この部に入って本当に良かった、キャプテンを務めることができて本当に良かったと思います。大変なこともあって、先輩に泣き言を聞いてもらうことも多々あったのですが、本当に最後まで続けててよかった。それだけですね。この部に入ってよかった。みんなに会えてよかったです。と言いたいです。ありがとうございました。

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コメント: 2
  • #1

    seks telefony (水曜日, 01 11月 2017 01:04)

    rozochociwszy

  • #2

    tu zobacz (土曜日, 04 11月 2017 02:25)

    południce